株式投資を始めたばかりで初心者のうちは、売買スタイルがまだ定まっていないという方が多いのではないでしょうか?また、なんとなく自分の直感を頼りにエントリーしている初心者の方もいらっしゃると思います。これではギャンブル性も高くなり、なかなか勝てない状況に陥ってしまいます。
投資本にはエントリータイミングなどは書いてあるけど、順張り(トレンドと同じ方向に乗ってエントリーする手法)と逆張り(トレンドに逆らった方向でエントリーする手法)のどちらの方がやりやすいのか、利益をあげやすいのか初心者の方は初めてのことばかりでよく分からないですよね。
そこでこの記事では、『順張りと逆張りのどちらが初心者におすすめなのか』について解説していきます。
初心者には順張りと逆張りどっち手法がおすすめ?
結論から言うと初心者のうちはトレンドフォローの“順張り”がおすすめです。
そもそもトレンドというのは、下降・横ばい・上昇トレンドがあり、図で示すと下図のようになります。
これら3つのトレンドはトレンドラインから判断することができます。まずトレンドラインというのは、図のように株価が上下を繰り返して『山』と『谷』を形成し、山の頂点を結んだ線をレジスタンスライン(上値抵抗線)、谷を結んだ線をサポートライン(下値支持線)といい、このラインが下を向いていれば下降トレンド、平行だと横ばいトレンド、上を向いていれば上昇トレンドになります。
では、なぜ順張りが初心者にはおすすめなのか?それぞれのメリット・デメリットも交えながら解説していきます。
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順張り
順張りはその株のトレンドにあわせて株の売買をするトレードであり、トレンドの波に乗る手法であるため初心者でも先程のトレンドラインを引くことにより比較的簡単にトレンドを判断でき、エントリーもやりやすい投資スタイルです。
単純に株価が上がっている場合は買いでエントリーし、株価が下がっている時は売りでエントリーすることになります。
その順張りのメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット
初心者でも株価の動きから上昇や下降トレンドが分かりやすく、みんなと同じ方向に向かうため、エントリーしやすく初心者でも利益をあげやすい。
デメリット
トレンド転換時はだましも多く、トレンドと逆方向に間違ってエントリーしてしまったり、初心者だと小さいトレンドは判断もつきにくくトレンドに乗りづらいので、初心者のうちは大きなトレンド以外はなかなか売買が難しい点があります。
また、上昇・下降トレンドの判断が遅れてしまった場合、タイミング次第でそのトレンドの天井や底でエントリーしてしまう可能性があるため、その際に損失を抱えることがあります。
逆張り
逆張りは株価のトレンドに逆らって株を売買するトレードであり、流れとは逆方向にエントリーする手法であるため、初心者には難しく、熟練したトレーダー向きの投資スタイルです。
株価が下落している最中に近々上昇にトレンドが転換すると予測して買いでエントリーしたり、逆に上昇している最中に売りでエントリーするトレードであるため、経験と熟練した相場観が必要になります。
その逆張りのメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット
ここまで下落してきそうだと思うところに指値注文を入れて待ち構えるため、株価下落時に底値付近で指値注文が決まればいきなり含み益になります。
また、瞬間的な下落の際は一気にV字回復する傾向があるので、成功すれば一度に大きな利益を期待できます。
デメリット
想定以上の下落がきたときに入れていた指値注文を一気に貫かれ、どこまででも株価が下がってしまい、いきなり含み損を抱えることになります。
また、大暴落かつ株価が戻らないときは大きな含み損になる可能性があります。
指値注文を一気に貫かれないように保険を取り過ぎて下に指値注文を入れても約定しないので、初心者にはなかなか難しい手法です。
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まとめ 初心者はトレンドフォローがベスト
逆張りは経験がないと指値注文を適切な場所になかなか置けません。初心者には経験や相場観がないため現在値からどれくらい下に指値注文を入れたらいいのか分かりません。株価急落により指値注文を一気に貫かれ、一歩間違えると一瞬で大きな含み損を抱えることになってしまいます。初心者のうちは落ちるナイフに触らないこと(ハイリスクをとらないこと)が得策です。
そのため初心者のうちは基本であるトレンドフォローを重視して売買をすることをおすすめします。そして、株式投資にも慣れて逆張りでも問題なくいけると思った時に逆張りの手法も取り入れていきましょう!(^o^)/
また、下の2つの記事も株式投資で重要なことを記載しているので、あわせて読むことをおすすめします。
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